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チェコ植物採集  プラハでもやっぱり蚤の市!

2020.01.02 Report

ヨーロッパの冬は長いのです。その時期、街にほとんど緑は見ることはできません。だからこそ強まる南国世界への憧れを、ひょっこり現れる温室から感じたり。体を温めるハーブの料理を味わったり。

12日間でぎゅっと詰め込んだ中央ヨーロッパの植物採集はチェコ、オーストリア、ハンガリーの3カ国。最初に訪れたチェコプラハの植物採集です。

街全体が世界遺産に登録されているプラハ

チェコ共和国の首都、プラハは中央ヨーロッパ最古の都市。中世の建物がいたるところに残されており、どこを見ても美しい景色が広がります。私たちが「ヨーロッパの街並み」と言って思い出す風景そのものがここに…

四季のあるプラハも3月までは冬。気温は寒かったのですが日差しはやわらく、春の訪れも感じ始める空気でした。いつも通り、街並みを一巡りした後は…有名どころの観光ではなく土地ならではの生活を暮らすように楽しみます。

チェコで一番大きな蚤の市

ヨーロッパ旅行で週末に滞在できたらラッキー!パリ、ロンドンでも楽しみましたが、プラハの蚤の市は衝撃でした。チェコはEUに加盟していますがユーロは導入されておらず。なかなか慣れないチェコ・コルナなという通貨を使用。さらに、公用語はチェコ語で英語もなかなか通じない。戸惑いの中、入場券を20コルナ、約100円を払っての散策スタートです。 

ずらりと並ぶお店は何百店舗あるのでしょうか。そして、衝撃の店舗クオリティです…私の家にあるもののほうがよほど高く売れそうなものが溢れかえっていました。しかしながら、こちらにしかない洋書だったりチェコはボヘミアガラスや陶器があるかと思い諦めず粘りました。蚤の市やフリーマーケットに行くと、現地の人のお家の中を覗いた気分になれます。 

ヘロヘロになって探した結果、見つけたのが黄色いガラスのフラワーベース。なんと一つ100コルナ、500円くらいで手に入りました。 誰が着るんだろう…という着古された衣類の山、薄汚れた写真なども溢れていますが、中には素敵レトロなガラス瓶や、陶器もたくさん。何より値段が、パリ・ロンドンの1/4くらいの感覚で手に入るので時間と根気のある方にはオススメの蚤の市でした。

ナチュラルスキンケアブランド ボタニクス 

次はお土産としても人気の「BOTANICS」へ。近代薬草学者の父”と言われる、イギリスのマルコム・スチュアート博士から学んだハラデツキー夫妻が祖国のチェコに帰国して立ち上げたブランドです。

「BOTANICS」、ボタニクスはラテン語での植物を指します。
プラハ郊外にある小さな村「オストラー」でスタートし、自社農園は30haという広大さ。有機農園で、製品に使われる、ほぼすべての草花・果実が育てられているそうです。

採集された草花や果実は、現代のテクノロジーと中世から引き継がれた600年の歴史ある伝統的製法により、ボタニクスの製品へと生まれ変わります。 観光客に大人気のようで、多くの人がカゴにごっそりアロマオイルや石鹸を。もちろん私もその一人です。はちみつも特産なので、はちみつ入りの石鹸も多く人気でした。

再び街歩き ドナウ川を眺めて

チェコで眺めたかったのはこの風景。ドナウ川と傾きかけた夕陽。小高い丘から眺める、赤い屋根の連なり…

冬の長いヨーロッパでは温室を多く見かけます。屋上庭園パラダイスのベトナムとは異なり、温室に囲われた緑たちはなんだか秘密基地を見つけたようでわくわく。次回オーストリア・ウィーン編でも温室が登場しますが。17世紀から20世紀にヨーロッパを中心として活躍したプラントハンター達が持ち帰った珍しい植物を、当時のヨーロピアン達は、遠い地を思って愛でていたのでしょう。

私たちが、多肉植物・サボテンやチランジアなどをを愛でるのも同じ気持ちのような気がします。植物たちは、それぞれ原産地の空気をまとっています。言葉にしなくても私たちはその空気を感じ取り、魅力を感じ、思わず植物を手に取るのではないでしょうか。

代が混じり合う 独創的な建築パラダイス プラハ

中世ヨーロッパを思わせる建物もあれば、突如現れるキュビズム建築。20世紀初頭、幾何学的なデザインが印象的な芸術運動の流れが反映された建築です。
キュビズム建築デコラティブとも、シンプルとも言い難い不思議な形態。こちらはその名も「ダンシングビル」。中世ヨーロッパのすぐそばに20世紀初頭のデザイン、そしてその斜め向かいにはモダンなデザインビルにギャラリーが入っていたり。様々な時代・デザイン・カルチャーがミックスされたチェコ。

ボタニカルなお土産たち

お土産はデザイン性溢れる、たくさんのボタニカルアイテム!チェコでは一般市民にとっては、愛でる植物というより、生かす植物文化。そんなことを感じた植物採集でした。