Works

芳香標本室   Hōkō Hyōhonshitsu

2026.02.04 Journal, News, Works

 芳香標本室
 〜  植物の香りを採り出し、愉しむ、実験室 〜
 

 【 Concept 】

古代、香りは祈りであり、薬であり、植物の「spirit」そのものでした。
消費される「ボタニカル」から距離を取り、香りの「原典」へと遡る。
それが『芳香採集録』の出発点です。

私たちはずっと植物が好きでした。なかでも香りは特別な存在。
目指しているのは、植物の自然そのものをそっと閉じ込めたような香りの植物標本。
庭の花束を不意に受け取った瞬間や森の中で深く息を吸い込んだときの、あの感覚です。

古典的でありながら、抗いがたいほど魅力的。
ここではないどこかで、誰かが確かに愛した香り。
私たちはその失われた芳香の断片を探し続けています。

土を這い野を分け入り、植物の息吹に触れる。
自然から分け与えられた植物を実験室で静かに滴らせ、練り上げていく。
効率や再現性よりも「探索」と「実験」に身を委ねることを選びました。

『芳香採集録』は、植物の源流へと立ち返る香りの探求です。


 【研究内容と実験室について 】
 

  主な取り組み

 ◻︎日本各地の植物採集と芳香採集
 ◻︎静岡を中心とした農園・茶園との協働による香りの研究
 ◻︎世界の樹脂素材の芳香研究と開発
 ◻︎研究データ収集と現地フィールドワーク

   
 【 EVEVT Spring & Autumn
 芳香採集録|Seasonal Open Lab

 
芳香採集録では年に二度、春と秋に研究と実験のプロセスを共有する場「Seasonal Open Lab」 を設けます。
季節ごとに採集した植物の香りに触れながら、私たちが現在取り組んでいる研究や実験のプロセスを共有する、至福の時間・空間です。

 ◻︎採集・研究した芳香の紹介
 ◻︎季節の植物による香りプロダクトの開発体験
 ◻︎世界の植物、日本固有の在来種チャノキなど、めくるめく香りを楽しむ茶会

 【 共同研究者 プロフィール 】

古長谷 莉花(Rika Konagaya) Plant Collector / 植物採集・フィールド監修
 
世界各地の土を踏み、植物と人の営みを追う探求者。野に咲く生命を実験室へと運び込み、その場所の記憶と植物をあなたの元へ。

 
手島 佐枝子(Saeko Tejima) Scent Interpreter / 樹脂・香り・素材監修
 
植物が香りに込めたメッセージを翻訳する表現者。樹脂や芳香植物の奇跡のような香りや色を純粋な形ですくい上げ、一滴の中に織り込まれた記憶をそっとほどく。


 

芳香採集録|Seasonal Open Labの募集、案内は2月下旬を予定しています。